ダイエットに有酸素運動は時代遅れ?HIITの効果とは
あなたはHIIT(ヒート)をご存知でしょうか?
HIIT (High Intensity Interval Training)とは”高強度インターバルトレーニング”のことで、簡単に言うと有酸素運動と無酸素運動を組み合わせたようなトレーニングです。
HIITはダイエット効果が高く、短時間で済み、リバウンドもしにくいという、通常の有酸素運動にはない効果があります。
本記事ではHIITトレーニングの効果に関して、有酸素運動と比較しながら詳しく解説します!
HIITのやり方に関しては”【確実に成果を出す】HIITの効果的なやり方を紹介”の記事をご覧ください!
僕も以前コンテストに出た際には、HIITを取り入れて脂肪を削り取りましたので、その効果は身を通して実感済みです!
Contents
HIITの効果とは
ダイエットには有酸素運動がいいんじゃないの?
HIITには有酸素運動にはないメリットがあります。
✅HIITトレーニングの効果
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1つずつ見ていきましょう!
有酸素運動よりも高い脂肪燃焼効果がある
HIITの脂肪燃焼効果は有酸素運動を上回ります。
HIITを行うと、代謝を上げる”ノルアドレナリン”といったホルモンの分泌を助け、脂肪分解を促進する”カテコールアミン反応”を引き起こします。
従って、HIITが脂肪燃焼に高い効果を示すのです。
参考文献:
H. Zouhal et al., “Delamarche P, Gratas-Delamarche A. Catecholamines and the effects of exercise, training and gender,” Sports Medicine., vol. 38, no. 5, pp. 401-423, 2008.
また、HIITを続けると、脂肪の減少と共に筋肉を付けることができます。
従って、代謝を落とすことなく、効率的に脂肪を燃焼できます!
☆彡 脂肪を燃やしたいのなら、有酸素運動ではなくHIITをしましょう!
運動後も脂肪燃焼効果が継続する
HIITには”アフターバーン効果”があり、運動後にも脂肪が燃え続けます。
EPOCと呼ばれる、運動後の酸素摂取量の増加により、身体のエネルギー産生が続くことで、脂肪燃焼が継続します。
この時、エネルギー源として、脂肪が優先的に使用されます。
アフターバーン効果は有酸素運動のような強度の低い運動では起きにくく、運動強度の高いHIITならではの効果です。
☆彡 HIITを行って脂肪燃焼効果を継続させましょう!
食欲を低下させる働きがある
HIITには食欲を抑制する効果があります!
HIITのような高強度の運動をすると、”ペプチドYY”という食欲抑制ホルモン(別名:満腹ホルモン)の分泌を促進します。
HIITにより分泌される食欲抑制ホルモンにより、食欲(空腹感)を減少させます。
参考文献:
J.Bilski et al., “Effects of exercise on appetite and food intake regulation,” Medicina Sportiva., vol. 13, no. 2, pp. 82-94, 2009.
また、HIITを行うと食欲を刺激する”グレリン”というホルモンの濃度が下がります。
つまり、HIITを行うことで食欲を抑えることができるのです!
☆彡 ダイエット中の空腹感は、HIITをして紛らわせましょう!
短時間で済む(5分程度)
HIITは有酸素運動と違い、5分程度の短時間で済みます!
人にも依りますが、有酸素運動は30分~1時間程度やると思います。
HIITは、「20秒全力運動⇒10秒緩やかな運動」を7,8set行えば効果が出るため5分程度でトレーニングが終わります。
HIITは全身の筋肉に高い負荷をかけるため、長時間やる必要がありません。
☆彡 短時間で済むHIITトレーニングは、時間のない人でもできる効率のいいトレーニングです!
遅筋繊維が増えない
HIITは有酸素運動と違い、遅筋繊維を増やしません!
有酸素運動を行うと筋肉の速筋繊維が遅筋繊維に変わりやすくなります。
速筋は老化が早く、20歳前後から急速に衰えます。
有酸素運動では、速筋を鍛えることができない上に、貴重な速筋繊維を遅筋繊維に変えてしまうのです。
☆彡 老化で落ちやすい速筋繊維を守るためにも、有酸素運動ではなくHIITトレーニングをしましょう!
代謝を下げない
HIITは有酸素運動とは違い、代謝を下げません!
有酸素運動を頻繫に行うと、ストレスホルモンである”コルチゾール”のレベルを上げ、筋肉や骨格の成長に必要な”テストステロン”を減らしてしまいます。
従って、タンパク質の合成がうまくいかず、代謝が落ちてしまいます。
有酸素運動によって代謝が落ちてしまうと、体脂肪が燃えなくなってしまうので、ダイエットの効果を下げてしまいます。
一方、HIITは代謝を上げる”ノルアドレナリン”といったホルモンの分泌、脂肪分解を促進する”カテコールアミン反応”により、代謝を上げて脂肪燃焼に高い効果を示します。
☆彡 ダイエット中の代謝を下げないために、有酸素運動ではなくHIITを行いましょう!
リバウンドしにくい
HIITは脂肪を落とすと同時に、筋肉をつけることができるため、リバウンドしにくくなります。
有酸素運動では、脂肪と共に筋肉も減少してしまいます。
また、前述の通り、ストレスホルモンにより代謝が下がってしまいます。
一方、HIITは筋肉を付けることができ、代謝も上げるため、リバウンドしにくくなるのです!
☆彡 リバウンドを避けるために、有酸素運動ではなくHIITを行いましょう!
HIITが向かない方
HIITは健康状態が悪い方は避けた方がいいかも知れません。
医師から運動を制限されうような病状(心不全や神経疾患)をお持ちの方は、ご注意ください。
運動の判断は必ず医師の指導の下で行ってください。
最後に
有酸素運動と比較し、HIITが非常にダイエットに有効であるかご理解いただけましたでしょうか?
もう一度、HIITの効果を復習しましょう。
✅HIITトレーニングの効果
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HIITのやり方に関しては”【確実に成果を出す】HIITの効果的なやり方を紹介”の記事をご覧ください!
僕は基本的にウエイトトレーニングしかやりませんが、コンテスト出場時など本気で体重を落として絞る時にはHIITを行います。
内容的には非常にきついトレーニングですが、その効果は絶大です!
ダイエット=有酸素運動だと思っている方は是非お試し下さい!
きっとその効果を実感できると思います!