【体験談】ICL手術を受けてきました【適応検査~手術当日~術後までの経過】
こんにちは、ゴウキです。
今回は視力が0.1以下(コンタクトは-6)で乱視も酷い僕が、
視力矯正手術であるICL(Implantable Contact Lens:眼内コンタクトレンズ)の手術を受けてきました。
手術は有楽町にある”品川近視クリニック”さんにお世話になりました。
結論、両目とも視力が1.5になり、特に眼の不調も無くとても満足しています。
本記事がICLに興味がある方の参考になれば幸いです!
本文内で述べますが、術後は洗顔・洗髪ができないので夏に手術を受けるのは辛いかも知れません笑
視力矯正手術を受けようと思った理由
僕は小学生高学年から視力が悪化し、眼鏡生活を送っていました。
中学生の途中からはソフトコンタクトレンズに切り替えました。
大学生から社会人にかけては、1日の中でコンタクトレンズを装着している時間が非常に長く、ドライアイに悩まされていました。
仕事柄、パソコンを使用している時間が長いのもドライアイの原因の一つだと思います。
また、僕はウエイトトレーニングが好きで結構アクティブに活動するので、日常生活を眼鏡で過ごす選択はあまりありませんでした。
そして、災害に対する備えです。
僕は視力が0.1以下で裸眼では殆ど見えないので、「これ、災害にあって眼鏡もコンタクトも無かったら死ぬな」と思っていました笑
以上の理由から視力矯正手術を受けようと決心しました。
僕がICLを選択した理由
視力矯正手術として最も知られている手技は”レーシック”だと思います。
みなさんも視力矯正手術と聞いたら、レーシックを思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、僕は今回ICLを選択しました。
(後述しますが、僕は角膜が薄いらしくレーシックは適用できないと言われました)
ネットで情報収集をした限り、ICLはレーシックと比較して以下のメリットがあります。
✅ICLのレーシックと比較した際のメリット ・回復した視力が安定しやすい(近視が戻りにくい) ・見え方がクリアで鮮明(見え方が元と変わらない) ・近視が強くても対応可能(-18.00Dまで対応可能) ・万一の場合、レンズを取り外し可能 |
中でも近視が戻りにくいというのは大きいです。
せっかく手術を受けたのに、また視力が悪くなったら嫌ですもんね。
一方で、もちろんデメリットもあります。
✅ICLのデメリット ・レーシックと比較して費用が高い ・レンズの在庫がないと、手術を受けるまで日を要する ・術後しばらく光の輪が見える |
以前のICLでは、「白内障リスクがわずかに大きくなる」というデメリットがあったそうです。
ただし、”ホールICL”という白内障リスクのデメリットが改善されたレンズが開発されており、白内障に関するデメリットは改善されているようです。
病院(クリニック)の選定理由
僕がクリニック選びで重視したのは、”実績”・”経験値”があること(症例数が多いこと)です。
僕が手術を受けた品川近視クリニックはICL手術で2019年度の国内最多症例数を受賞しているそうです。
また、ICLではレンズ入れ替えなどによる”追加手術”が発生する確率も、1%未満で最も低い数値となっています。
品川近視クリニックには、日本に22しかいない”ICL指導医”も在籍しています。
ICL指導医は、術経験が豊富で技術に秀でた、STAAR surgical社に指導医として認定された医師のことで、ICLのエキスパートともいえる存在のようです。
さらに、感染症対策にも力を入れている点でかなり安心できました。
ISO14644-1という国際基準を満たしたクリーンルームで施術を行っています。
また、生体(眼球)に触れる器具はディスポーザブル品(使い捨て)を使用しており、その他の器具もオートクレーブという医療用の滅菌装置で滅菌処理しています。
コスト面でも、業界内でも値段が安いのもポイントの一つでした。
以上のように”実績”と”費用”の点で、他のクリニックよりも優れていたと感じたのが、選定に至った理由になります。
ICLの実際
事前検査
ICLの手術を受けるには、事前検査が必要になります。
事前検査の結果を受けて、ICLが可能か判断し、レンズの仕様を決定します。
事前検査では以下の持ち物を用意しました。
✅事前検査での持ち物 ・眼鏡 ・コンタクトの度数情報 ・クーポン(※) |
※クーポンは品川近視クリニックで使用できるもので、手術費用から値引かれます。
(値段はオプションにより、3万円~8万円引かれるようです)
電話では検査に6時間かかると言われましたが、実際には3時間程度で終わりました。
内容としては、10種類程の機材で目の検査や視力をみっちり測るという感じです。
ちなみに、僕は角膜が薄いらしくレーシックは適用できないと言われました。
僕にはICLの選択肢しか無かったみたいです笑
また、最後に瞳孔を開くための目薬をしましたが、その後2~3時間程度は周囲がぼやけて見えて気持ち悪くなりました。
スマホの画面も見えにくく、帰りの電車の中はずっと目をつむっていました。。。
瞳孔を開く目薬をしてから3時間程度時間を空けないと車の運転はできないので、自家用車を使用する方は要注意です。
実際の手術
手術当日も3種類の眼の検査を受けました。
その後、10分おきに目薬を注します。
手術までに恐らく5,6種類の目薬を10回ほど注しました。
結局受付開始から2時間後くらいに手術開始でした。
手術自体は両眼で約20分と比較的あっさりと終わります。
手術自体の怖さはありませんでした。当たり前ですが、麻酔をしているので痛みもありません。
「眼の視野の端の方で何かやってるな~」という感じです。
そもそも、視力が悪くて視界がぼやけまくっているので、ほぼ見えません笑
手術後は専用の休憩室で30分程度休みます。
手術直後から眼は見えますが、もやがかかった感じでクリアには見えません。
遠くは比較的見えやすいですが、近くがとにかく見えない。
携帯電話をいじる気にもなりませんでした。
受け付け開始してから、4時間後くらいに病院を出ました。
手術後
手術当日は寝るまでずっと視界がボケていました。
しかし、翌朝起きると視界は完全にクリアに!めちゃくちゃ感動しました!!笑
最初の1週間は見え過ぎが原因か、少し眼に疲れを感じました。
ただ、直ぐに慣れるもので気付いたこ頃には慣れていました。
術後辛いのは、洗顔と洗髪ができないことです。
術後3日間は洗顔と洗髪が禁止されています。(肩から下のシャワーは可)
僕は冬だったのでまだ我慢できましたが、夏だったら我慢できなかったかも知れません笑
ICLを受けるには、季節も大事かも知れません笑
その他、3種類の目薬を1日4,5回注します。
そして、1週間は保護用の眼鏡をつける必要があります。
また、寝る際には保護カバーを眼の上に付けてテープで留めます。
他のクリニックは分かりませんが、品川近視クリニックでは手術プランに保護メガネが付いています。
なので、自分で用意する必要はありません。
洗顔できない+こまめな点眼+保護用眼鏡をつける必要があるということで術後1週間は結構面倒くさいです。
僕の場合は、流行りの在宅勤務で1週間をなんとか過ごしました。
最初の1週間をやり過ごせば、後は快適です。
1ヶ月は目薬を注し続ける必要はありますが。。。
手術後に感じた副作用
薬やワクチン然り、ICLにも副作用があります。
僕が感じた副作用は”光の輪が見える”ことです。
ICLはレンズの中心に通気口の穴が開いている為、光がレンズに入射する時に光の輪が見えます。
(もちろん手術前に光の輪が見えることは説明されており、納得して手術を受けました)
全ての光ではなく、光量の強い街灯を夜に見た時などに光の輪が見えます。
イメージは以下の画像の感じです。
これも意外と慣れるもので、今では「お~、この光でも輪っか見えてるな~」くらいな感じです。
特に生活に支障をきたすものではありません。
その他、近くのものが見えにくいや、ハログレア(光のチラつき)、その他眼の異常は僕にはありませんでした。
ICLの費用
ICLの費用は、近視の度数と乱視の有り無しで変わります。
僕が行った品川近視クリニックの場合、
・-5D以上だと+77,000円
・乱視は片眼につき+50,000円(両眼で100,000円)
その他にもパッケージオプションがあり、選択によってはプラスで20万円程度の費用がかかります。
僕は万全を期す為にパッケージオプションを選択し、クーポンで7万円引きされて80万円でした。
検査当日に前払い金として、19万円を支払いました。
80万円でこの先眼鏡やコンタクトが不要になると考えると、個人的には価値のあるお買い物でした。
近視の方にはオススメしたい
裸眼生活は本当に楽です。
コンタクトを毎晩付け外す手間が省け、マスクで眼鏡が曇るなんてことから解放されました。
今のところ眼の不調は何も無いので、本当に手術を受けて良かったと思っています。
決して安くはありませんが、オススメできる内容です。
快適な裸眼ライフを楽しみましょう!