Written by Goki

【ビタミンA徹底解説】ビタミンAの効果とは?

ビタミン・ミネラル

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目が乾く、暗いところでモノが見えにくい、風邪をひきやすい…そんな不調を感じたことはありませんか?
もしかすると、ビタミンAが足りていないかもしれません。

本記事では、脂溶性ビタミンの1種であるビタミンAに関して詳しく解説します!

ビタミンAの効果や必要量、ビタミンAを多く含む食べ物など、ビタミンAに関して詳しく知りたい方は必見です!

全体的なビタミンに関しては”【ビタミン足りていますか?】ビタミンの働きとは?”の記事で詳しく解説していますので、是非読んでみて下さい!

ビタミンAの効果

ビタミンAは肝臓に大量に貯えられており、ある程度(20μg/gまで)ビタミンAが不足しても血液中の濃度を保つことができます。

そんなビタミンAには以下の効果があります。

✅ビタミンAの主な効果
・皮膚、粘膜を正常に保つ
・視力、目の角膜を正常に保つ
・成長促進

ビタミンAは喉や鼻、消化器などの粘膜を正常に保つため、免疫力を高める効果を期待できます。
ウイルスが鼻腔や気道に侵入した際に、粘膜がウイルスの体内への侵入を防いでくれるのです。

つまり、ビタミンAで粘膜を強化するこで、ウイルスに強い身体作りができます。

また、ビタミンAは結膜・角膜の機能をサポートするため、視力にとって非常に重要な成分です。

さらに、ビタミンAは細胞の成長をサポートし、臓器の正常な形成と維持に重要な役割を果たします。

ビタミンAが不足すると

ビタミンAが不足すると、以下のような欠乏症状が出ます。

✅ビタミンAが不足した際の症状
・夜盲症
・角膜乾燥症
・発育不全
・免疫低下

ビタミンAが欠乏した際に出る一般的な症状が角膜乾燥症です。
角膜乾燥症から失明に至る可能性もあるため、注意が必要です。

角膜乾燥症の初期症状として、夜盲症があります。
夜盲症(鳥目)とは、暗い場所での視力が著しく衰えて(暗順応障害)、視力が低下する症状です。

また、ビタミンAは粘膜を正常に保つ効果があるため、ビタミンAが欠乏すると感染症のリスクが高まります。

さらに、子供では発育不全につながる可能性もあります。
(ただし、日本のような先進国では乳児でビタミンAが欠乏することはあまりありません)

ビタミンAの必要量(摂取量)

厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、ビタミンAの必要量が規定されています。

✅ビタミンAの必要量・推奨量

・推定平均必要量
男性:600~650μgRAE/日
女性:450~500μgRAE/日
・推奨量
男性:850~900μgRAE/日
女性:650~700μgRAE/日

ここで、RAEとはレチノール当量のことです。単にμg(mgの1000分の1)と理解して下さい。

ビタミンAは胎児の発達に必要なため、妊娠中(妊娠後期)は追加で摂取する必要があります。
また、授乳婦の場合も追加摂取が必要です。

✅妊娠中(妊娠後期)・授乳婦の必要なビタミンA追加摂取量

・推定平均必要量
妊婦:60μgRAE/日
授乳婦:300μgRAE/日
・推奨量
妊婦:80μgRAE/日
授乳婦:450μgRAE/日

ビタミンAが欠乏した女性では、母乳に含まれるビタミンAの量が十分でないため、乳児に十分なビタミンAを供給できなくなってしまいます。

性別・年齢別のビタミンAの推定平均必要量・推奨量は以下の表を参照してください。
(厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書(2020年度版)”より引用)

オススメのサプリメント

厚生労働省発行の平成30年度版”国民健康・栄養調査”の結果では、男性の平均ビタミンA摂取量が505μgRAEになっており、必要量に達していません。

サプリメントでビタミンAの不足分は簡単に補うことができます。
オススメのサプリメントを紹介します。

✅オススメのビタミンAサプリメント

ビタミンC・E・A(Dear-Natura)
⇒安心の国内製造。
皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンA,C,Eを配合
650μgのビタミンAの摂取が可能です。

ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン(大塚製薬)
⇒ネイチャーメイドはアメリカでシェアNo.1の実績があります。
マルチビタミンなので、他のビタミンも摂取できます。
300μgのビタミンAの摂取が可能です。

どのサプリを選ぶか購入前にご検討下さい。

ビタミンAの過剰症

脂溶性ビタミンであるビタミンAは、摂りすぎると過剰症を引き起こすことがあります。

ビタミンAを過剰摂取すると、以下の症状が出ます。

✅ビタミンAの過剰症状
頭痛
・皮膚の脱落(剥ける)
・脱毛
・筋肉痛
・肝臓障害

厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、ビタミンA耐容上限量を規定しています。
耐容上限量は2700μgRAE/日となっており、普通の食生活では過剰摂取は心配する必要はありません。

先に述べたように、男性の平均ビタミンA摂取量が505μgRAEであるため、過剰摂取よりも不足の心配をした方が良さそうです。

ビタミンAを摂取できるオススメの食べ物

ビタミンAを多く含む食品は、以下の食品があります。

✅ビタミンAを摂取できるオススメの食べ物
レバー
・ウナギ
・緑黄色野菜
・バター
・卵黄

特に、豚レバーや鶏レバーはビタミンAの含有量が多く、オススメ食品となります。

また、ビタミンAは脂溶性であるため、油ものの食品と一緒に摂取することで吸収をよくできます。
(ただし、脂質の過剰摂取は肥満に繋がるので注意してください)

まとめ

ビタミンAに関して理解いただけましたでしょうか?
内容を復習しましょう!

ビタミンAの効果

✅ビタミンAの主な効果
・成長促進
・皮膚、粘膜を正常に保つ
・視力、目の角膜を正常に保つ

ビタミンAが不足した際の欠乏症状

✅ビタミンAが不足した際の症状
・夜盲症
・角膜乾燥症
・発育不全
・免疫低下

ビタミンAの必要量

✅ビタミンAの必要量・推奨量

・推定平均必要量
男性:600~650μgRAE/日
女性:450~500μgRAE/日
・推奨量
男性:850~900μgRAE/日
女性:650~700μgRAE/日

オススメのサプリメント

✅オススメのビタミンAサプリメント

ビタミンC・E・A(Dear-Natura)
⇒安心の国内製造。
皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンA,C,Eを配合
650μgのビタミンAの摂取が可能です。

ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン(大塚製薬)
⇒ネイチャーメイドはアメリカでシェアNo.1の実績があります。
マルチビタミンなので、他のビタミンも摂取できます。
300μgのビタミンAの摂取が可能です。

ビタミンAの過剰症

✅ビタミンAの過剰症
頭痛
・皮膚の脱落(剥ける)
・脱毛
・筋肉痛
・肝臓障害

(ビタミンAは過剰摂取よりも不足の心配する必要があります)

ビタミンAを多く含む食品

✅ビタミンAを摂取できるオススメの食べ物
レバー
・ウナギ
・緑黄色野菜
・バター
・卵黄

ビタミンAは脂溶性であるため、油ものの食品と一緒に摂取することで吸収をよくできます。