Written by Goki

【銅徹底解説】重要なミネラルとしての効果を知っていますか?

ビタミン・ミネラル

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あなたは銅が身体に必要なミネラルの1種であることをご存知でしょうか?
銅には酵素を活性化させる働きや、エネルギーを代謝するなどの多くの重要な機能を果たします。

一方で、銅が不足すると貧血症状などの欠乏症状を引き起こします。

本記事では、ミネラルの1種である銅に関して詳しく解説します!

銅の効果や必要量、銅を多く含む食べ物など、銅に関して詳しく知りたい方は必見です!

全体的なミネラルに関しては“【ミネラル徹底解説】ミネラルの働きとは?”の記事で詳しく解説していますので、是非読んでみて下さい!

銅の効果

銅は体内に100mg程度存在し、筋肉・骨・肝臓などに分布しています。

そんな銅には以下の効果があります。

✅銅の主な効果
・酵素の活性
・エネルギー代謝
・神経伝達物質の産生
・造血機能

銅は神経系と免疫系の維持を助け、遺伝子を活性化します。
また、脳の活性化にも銅は必要になります。

銅が不足すると

銅の欠乏症状には、先天的なものと、食事での摂取不足により生じる後天的なものがあり、それぞれ以下の欠乏症状が出ます。

✅先天的な欠乏症状

・知能低下
・発育遅延
・中枢神経障害

摂取不足による欠乏症状

・貧血
・白血球減少
・脊髄神経系の異常

参考文献:
Inborn errors of copper metabolism
Impact of copper deficiency in humans

銅の必要量と推奨量

厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、銅の推定平均必要量と推奨量が規定されています。

✅銅の必要量・推奨量

・推定平均必要量
男性:0.8mg/日
女性:0.6mg/日

・推奨量
男性:0.9mg/日
女性:0.7mg/日

妊婦・授乳婦の場合は追加で銅を摂取する必要があります。

✅妊婦・授乳婦に必要な銅追加摂取

・追加必要量
妊婦:0.1mg/日
授乳婦:0.5mg/日

・追加推奨量
妊婦:0.1mg/日
授乳婦:0.6mg/日

以上の量を追加で摂取しましょう!

詳細な銅の推定平均必要量・推奨量は以下の表を参照してください。
(厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書(2020年度版)”より引用)

銅の過剰症

通常の食事をしていれば、銅が過剰になることはありません。
しかし、サプリメントの不適切な摂取により銅が蓄積し、過剰症を引き起こす可能性があります。

✅銅の過剰症状
・肝機能障害

・神経障害
・精神障害
・関節障害
・吐き気、下痢、嘔吐

過剰症の防止のためにも、厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、銅の耐容上限量を設定しています。

✅銅の耐容上限量
耐容上限量:7mg/日
(参考)

EU:5mg/日
アメリカ・カナダ:10mg/日

銅を摂取できるオススメの食べ物

銅を多く含む食品は、、以下の食品があります。

✅銅を摂取できるオススメの食べ物
・甲殻類

・レバー
・ココア

厚生労働省発行の平成30年度版”国民健康・栄養調査”の結果では、銅の平均摂取量が男性で1.21mg、女性で1.05mgになっています。
通常の食事をしていれば、必要量の銅を摂取できています。

まとめ

銅に関して理解いただけましたでしょうか?
内容を復習しましょう!

銅の効果

✅銅の主な効果
・酵素の活性
・エネルギー代謝
・神経伝達物質の産生
・造血機能

銅が不足した際の欠乏症状

✅先天的な欠乏症状

・知能低下
・発育遅延
・中枢神経障害

摂取不足による欠乏症状

・貧血
・白血球減少
・脊髄神経系の異常

銅の必要量・推奨量

銅の必要量・推奨量

・推定平均必要量
男性:0.8mg/日
女性:0.6mg/日

・推奨量
男性:0.9mg/日
女性:0.7mg/日

妊婦・授乳婦の場合は追加で銅を摂取する必要があります。

妊婦・授乳婦に必要な銅追加摂取

・追加必要量
妊婦:0.1mg/日
授乳婦:0.5mg/日

・追加推奨量
妊婦:0.1mg/日
授乳婦:0.6mg/日

銅の過剰症状

✅銅の過剰症状
・肝機能障害
・神経障害
・精神障害
・関節障害
・吐き気、下痢、嘔吐

銅の耐容上限量

✅銅の耐容上限量
耐容上限量:7mg/日
(参考)
EU:5mg/日
アメリカ・カナダ:10mg/日

銅を多く含む食べ物

✅銅を摂取できるオススメの食べ物
・甲殻類
・レバー
・ココア