Written by Goki

【ビタミンK徹底解説】血液はすぐ固まっていますか?ビタミンKの効果とは?

ビタミン・ミネラル

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血が出た時に血液がなかなか固まらない…そんな症状が出たことはありませんか?
もしかすると、ビタミンKが足りていないかもしれません。

本記事では、脂溶性ビタミンの1種であるビタミンKに関して詳しく解説します!

ビタミンKの効果や必要量、ビタミンKを多く含む食べ物など、ビタミンKに関して詳しく知りたい方は必見です!

全体的なビタミンに関しては”【ビタミン足りていますか?】ビタミンの働きとは?”の記事で詳しく解説していますので、是非読んでみて下さい!

※天然に存在するビタミンKは、大きく分けて以下の2種類があります。
・ビタミンK1(フィロキノン) ⇒ 野菜や海藻に含まれる
・ビタミンK2(メナキノン) ⇒ 動物性食品に含まれる
本記事では、2種類をまとめて、ビタミンKと定義します。

ビタミンKの効果

ビタミンKは身体の健康を維持するために必要なビタミンです。

そんなビタミンKには以下の効果があります。

✅ビタミンKの主な効果
・血液凝固作用
・骨の強化

ビタミンKは血液凝固因子を活性化させ、血液の凝固を促進します。

また、骨の強化にも重要な役割を果たしています。
ビタミンKは吸収されたカルシウムが骨に沈着するのを助けます。

そのため、ビタミンKは骨折抑制効果があると言われています。

”ビタミンDとビタミンKを摂取すると、両ビタミンがお互いに作用し、骨と心血管の健康に有益である”
という報告もあります。
参考文献:
The Bone-Cardiovascular Axis: Mechanisms and Clinical Relevance

ビタミンKが不足すると

ビタミンKが不足すると、以下のような欠乏症状が出ます。

✅ビタミンKが不足した際の症状
・血液凝固の遅延
・骨粗鬆症

ビタミンKが不足すると、血液が固まりにくくなります。

また、ビタミンKが不足すると骨の強度を低下させ、骨折のリスクが上がることが示唆されています。
参考文献:
Vitamin K supplementation for cystic fibrosis

ビタミンKの目安量

厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、ビタミンKの必要量が規定されており、成人・高齢者におけるビタミンKの必要量は150μg/日となっています。

普通の食事をしていれば、ビタミンKが不足することはありません。

性別・年齢別のビタミンKの必要量は以下の表を参照してください。
(厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書(2020年度版)”より引用)

一方で、ビタミンKが骨折抑制効果があるため、更に必要であるとの指針もあります。
日本骨粗鬆症学会発行の”骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年度版”では、250~300μg/日のビタミンKの摂取を推奨しています。

ビタミンKの過剰性

厚生労働省発行の”日本人の食事摂取基準報告書”において、ビタミンKの耐容上限量は設定されていません。

ビタミンKを摂取できるオススメの食べ物

ビタミンKは多くの食品に含まれます。

特にビタミンKを多く含む食品は、以下の食品があります。

✅ビタミンKを摂取できるオススメの食べ物
・納豆
・チーズ
・ヒジキ
・緑黄色野菜
・レバー
・ブルーベリーやイチジクなどの果物

ビタミンKは脂溶性ビタミンであるため、脂質と一緒に摂取すると効率よく摂取できます。
加熱に対しても強いため、炒め物や揚げ物にしても問題ありません。

なお、発酵食品中のビタミンKの量は、製造時に使用される菌株とその発酵条件に応じて異なる可能性があります。
参考文献:
Menaquinones, bacteria, and the food supply: the relevance of dairy and fermented food products to vitamin K requirements

オススメのサプリメント

厚生労働省発行の平成30年度版”国民健康・栄養調査”の結果では、ビタミンK摂取量が246μgになっています。

日本骨粗鬆症学会発行の”骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年度版”での推奨摂取量250~300μgを満たしていません。

ビタミンKはサプリメントで簡単に摂取できます。
オススメのサプリメントを紹介します!

✅オススメのビタミンKサプリメント

ビタミンK(DHC)
⇒ビタミンK単一のサプリメントです。
67.4μgのビタミンKの摂取が可能です。

アルファ メン(MYPROTEIN)
⇒プロテインメーカーが出しているマルチビタミン・ミネラルです。
25μgのビタミンKの摂取が可能です。
僕も3年以上愛用しています。

どのサプリを選ぶか購入前にご検討下さい。

まとめ

ビタミンKに関して理解いただけましたでしょうか?
内容を復習しましょう!

ビタミンKの効果

✅ビタミンKの主な効果
・血液凝固作用
・骨の強化

ビタミンKが不足した際の欠乏症状

✅ビタミンKが不足した際の症状
・血液凝固の遅延
・骨粗鬆症

ビタミンKの必要量・推奨量

1日に必要なビタミンDの必要量:150μg/日
(日本骨粗鬆症学会発行の”骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年度版”では、250~300μg/日のビタミンKの摂取を推奨しています)

ビタミンKを多く含む食品

✅ビタミンKを摂取できるオススメの食べ物
・納豆
・チーズ
・ヒジキ
・緑黄色野菜
・レバー
・ブルーベリーやイチジクなどの果物

オススメのサプリメント

✅オススメのビタミンKサプリメント

ビタミンK(DHC)
⇒ビタミンK単一のサプリメントです。
67.4μgのビタミンKの摂取が可能です。

アルファ メン(MYPROTEIN)
⇒プロテインメーカーが出しているマルチビタミン・ミネラルです。
25μgのビタミンKの摂取が可能です。
僕も3年以上愛用しています。